中秋の名月 嗚呼、鳴りわたる ルー・ドナルドソンのアルト
Lou Donaldson ルー・ドナルドソン Swing and Soul

40年以上ジャズを聴いていても
この歳になって初めて、
その良さに気づくこともある
そのうちのひとりが
中島朱葉が何かの取材で
ルー・ドナルドソンを評して
「一筆書きのようなフレーズが好き」
と言ったようなことを言って見えて
改めて聴いてみることにしたのがきっかけ
もともと、私自身の
ルー・ドナルドソンの印象といえば
アートブレイキーのジャズメッセンジャーズの
バードランドの夜Vol.2 の
「イフ・アイ・ハード・ユー」における
明朗堂々たる歌いぶりくらいで
それほど気に留めるほどではなかった
中島朱葉の言葉が気になって
偶然、Ituneで拾い聴きした
このアルバムに出逢い
正直、打ちのめされてしまった
中秋の名月の夜
冒頭の「Dorothy」という曲を聴きながら
すっかり、ルーの歌いぶりに
まるで、この身が
蒼い空の中に溶けていくような
素敵な気分になった
中島朱葉が言うように
一筆書きのような流麗さとともに
その外連味のない
ストレートな歌いに
なんとも心が洗われるのである
テクニック的にも
パーカー直系のバップイディオムが
満載で実に素晴らしい
これほどわかりやすく、ストレートに
パップの真髄を披露してくれる
ミュージシャンもいないのではないか!
驚いて、彼のアルバムを
何枚か聴き調べてみると
本当に素晴らしい作品を多く遺している
昨年98歳で
お亡くなりになられたそうだが
90歳まで現役を続けられたとか
また一人
私にとって気になるアーティスト
研究して見たいアーティストが
一人増えたのでした
Lou Donaldson – alto saxophone
Herman Foster – piano
Peck Morrison – bass
Dave Bailey – drums
Ray Barretto – congas
Recorded on June 9, 1957.
1 Dorothy 5:22
2 I Won’t Cry Anymore 4:20
3 Herman’s Mambo 4:53
4 Peck Time 5:19
5 There Will Never Be Another You 5:05
6 Groove Junction 6:15
7 Grits And Gravy 6:17
