Monthly Playlist(2025.9)
渾身のプレイリスト
毎月、1時間程度、ジャズに浸っていただけるプレイリストをご用意します。今回は、ビル・エバンス特集。国内でこれまで一番売り上げの高いアルバムは、エバンスの「ワルツ・フォー・テビー」だそうです。確かにあの素敵なジャケットとともに、そしてライブ特有の臨場感溢れた雰囲気が素晴らしく、スコット・ラファロとポール・モチアンの緊張感あふれるインタープレイが刺激的なアルバムです。いわゆるスコット・ラファロと組んだピアノトリオ4部作の一つですが、他の3枚も絶対に外せない名盤です。今回は、4部作それぞれのアルバムから1曲ずつご紹介しています。また、ピアノトリオだけでなく、ソロ、ギターデュオ、コンボ、歌伴など、エバンスの多彩な活動の中にも、傑出した名盤がたくさんあります。どれから聴いたらいいか迷われる方は、このプレイリストを参考に、気に入った曲が収録されているアルバムを手に入れて、何度も何度も熟聴してみてはどうでしょうか。きっとエバンスの深淵な世界が拓かれてくることでしょう。プレイリストを聴かれたら、感想をいただけるとしあわせです。
厳選! YouTube
毎月、たった一つだけ、心震えた演奏動画をセレクトしてお届けします。
今回は、ジェイコブ・コリアーのNewport Jazz Festivalでの演奏映像。ジェイコブ・コリアーに関しては、プログジャズ遊戯三昧でも紹介してますので参考にしてください。とにかく観客が完全に聴き入っているという緊張感が伝わってきます。途中で、屋外会場ならではのハプニング、鳥が近くを羽ばたいてくる音を瞬時に捉えて、即興する様などは、驚き!。コリアーが嫌いな方も多いと思いますが、私はすばらしいエンターテイナーだと思います。