STEVE KHAN スティーブ・カーン EYEWITNESS
アンソニー・ジャクソンという重要無形文化財

アンソニー・ジャクソンを初めて生で聴いたのは、
ニューヨークの小さな狭い、ジャズクラブで行われた、
ジョン・トロペイとのギグだった。
1メートルくらいしか離れていない、かぶりつきの席で聴いたアンソニーは、
いつも変わりなく、アゴを前後に出し入れしながら、
心地良い基底フレーズを淡々と刻んでいた。
いつ聴いても変わりのない、正確無比なプレイでありながら、
とてつもないグルーブ感のある演奏に釘付けになったことを思い出す。
このスティーブ・カーンの1981年に制作された「アイ・ウィットネス」は、
そんなアンソニー・ジャクソンというアーティストの力量とその魅力を
思う存分、引き出し、味わうことのできる傑作である。
ずっとベース音だけに集中して聴いてみて欲しい。
長年の鍛錬と経験、そして天性のリズムメイキング、その匠の技は、
全世界のベース分野における重要無形文化財である。
Steve Khan : Guitar
Anthony Jackson : Bass Guitar
Steve Jordan : Drums
Manolo Badrena : Percussion
01. Where’s Mumphrey?
02. Dr. Slump
03. Auxiliary Police
04. Guy Lafleur
05. Eyewitness(for Folon)

こんばんは。
スティーヴ・カーン、今聴いていますが、やはりアンソニー・ジャクソンもいいですねえ。次作の日本でのライヴ「モダン・タイムス」での写真を見ると、その時はフェンダーの4弦とコントラバス・ベース(6弦)の2つをまだ使っていたようですね。4人のサウンドが一体化して、メロディがあるような無いような、浮遊感のあるサウンドを生み出していて、かなり気に入っています。
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