Gal Costa ガル・コスタ CANTAR
我が最愛のディーバ! ガル・ゴスタ

女性ジャズボーカルで誰が好きかと聞かれたら、
返答に困るのだが、
少しカテゴリーを広げてもらえるなら、
即座に、ガル・コスタと答えることになる。
MPBのディーバ、ガル・コスタの歌声に、
どうして、いつもこんなに反応してしまうのだろうか。
伸びやかで、透明感があり軽やかでありながらも、
どこか憂いを帯びた声。
特に高音域をビブラートで響かせるときなどは、
天空に吸い込まれそうな感覚に陥る。
不思議な声質である。
声量を抑えて、語るように歌う時は、
少し、くぐもったような鼻声に、虚無感が漂う。
一方、リズミカルな曲調で弾けるように歌う時は、
どこまでも透明で、
上方に上方に突き抜けていくような気持ちよさ。
その声質の両面性に惹かれる。
このアルバムは、1974年、
カエターノ・ヴェローゾをプロデューサーに迎え、
29歳の時に録音されたガルの代表作である。
全体的に、どちらかというと取り留めもない構成なのであるが、
思索的で静かな立ち位置で、
落ち着いたリラックスした雰囲気を備えている。
でも実は、ガルのさまざまな側面の魅力が織り込まれており、
ぜひ、皆さんにガルの入門編として、
聴いていただきたいのです。
ガルの音楽の変遷を、
プロデューサーとの協働の視点から
辿るのも面白いし、
歳を重ねるごとに、少しずつ変わりゆく声質の変化を
味わうのも楽しいし、
とにかく、私にとって最高の癒しになる、
我が最愛のディーバなのである。
1 Barato Total 3:48
2 A Rã 3:52
3 Lua, Lua, Lua, Lua 3:02
4 Canção Que Morre No Ar 1:50
5 Flor De Maracujá 2:56
6 Flor Do Cerrado 3:13
7 Jóia 3:24
8 Até Quem Sabe 3:39
9 O Céu E O Som 3:00
10 Lágrimas Negras 3:31
11 Chululu 0:56
Arranged By – Perinho Albuquerque on 1,3,4,6,9,10
Arranged By, Guitar – Gilberto Gil on 1
Arranged By, Piano – João Donato on 2,5
Arranged By – João Donato on 5
