音楽を志す諸氏へ ウェザー・リポート まずはこれから聴いてみよう!
Weather Report ウェザー・リポート Heavy Weather

若い音楽を志す皆さんへ
これまで
世の中には本当に多くの素晴らしい音楽が
創造されてきました
そして、この今、この瞬間も
聴いたことがないような
ワクワクするイカした音楽が
世界のどこかで誕生していることでしょう
1977年に誕生した
ウェザー・リポートの代表作「ヘビー・ウェザー」を
久しぶりに聴き直して、まず思ったのは
発売当時、自分自身が
どれだけワクワクし、衝撃を受けたかということと
いま、ウェザー・リポートの凄さを
どのように若い方にお伝えしたら
良いのだろうかということ
このアルバムは
ウェザー・リポートの中では
最も聴きやすいアルバムであるとともに
音楽の醍醐味である「反復」と「差異」
言い換えれば、その「規則性」と「逸脱」
さらには、「ビート(確かな存否)」と
「うねり(生成変化)」といった
神業というべきバランス感覚が微細に行き渡った
エポックメイキングなアルバムなのです
聴きやすさ、わかりやすさというのは
恐らく、想像を絶する
目論見、計算、鍛錬、戯れが
時間の経過の中で
熟成されていくものなのであろう
このアルバムを
音楽を志す若い方に
真正面から、真剣に、吟味しながら
向き合ってほしいと思うのは
そうした、彼らの気の遠くなるような
音楽の探求の軌跡を
この一つ一つの作品の中から
読み取っていただきたいからなのである
いまだに、ザビヌル或いはウェザーの信奉者が多くいて
完全コピーしたり譜面化したりするマニアが絶えないのは
彼らの音楽の持つ革新性、深淵さ
そしてポピュラリティ(普遍性)の素晴らしさに
取り憑かれ、魅了されるからであろう
「ヘビー・ウェザー(1977年)」
「ミスター・ゴーン(1978年)」
「ウェザー・リポート(1982年)」
あたりの作品は、ウェザー・リポートの入門編として
まさにふさわしいテキストであるので
ぜひ、多くの若い方に聴いてほしいのです
音楽に行き詰まりを感じているあなた
こんなに複雑で、軽くて、ヘビーで、グルーブの効いた
奇想天外にサウンドがどのように生み出されたかを
ぜひ探ってみてほしい
ひょっとして、その先には
新たな音楽の地平が見えてくるかもしれないですよ
Joe Zawinul – Keyboards, Fender Rhodes, Piano, Melodica, Tabla
Wayne Shorter – Soprano Saxophone, Tenor Saxophone
Jaco Pastorius – Fretless Electric Bass, Mandocello, Steel Drums
Alex Acuña – Drum, Congas, Handclaps
Manolo Badrena – Congas, Tambourine, Timbales
1. Birdland
2. A Remark You Made
3. Teen Town
4. Harlequin
5. Rumba Mamá
6. Palladíum
7. The Juggler
8. Havona
