Nicholas Payton ニコラス・ペイトン Unconditional Love
ニコラス・ペイトンのピアノ考

冒頭の曲を聴いて、
ひよっとして、今回ペイトンは
とうとうピアノしか弾かないのか?
という予感がした。
でも残念ながら、
やはりペットを少し吹いている・・・
かつて、ウィントン・マルサリス以降の
トランペットの牽引者として
何人かの逸材が輩出されてきたが
テレンス・ブランチャードとともに
様々なジャズの可能性を意欲的に探究してきた
アーティスト、ニコラス・ペイトン。
これまでも、むしろキーボーディストとしての音作りに
注力した作品群が少なくなく、
どれもとてもクール&グルービーで
ペットを片手に持ち
器用にフェンダーローズで
気持ち良いコンピングやソロを操る姿は
なんともカッコ良かった。
今回は、なんとベースプレイヤー兼ボーカリストとして
参加しているエスペランサを何曲かフューチャーして
実に、リラックスかつゴージャスな雰囲気を持った
アルバムづくりに成功している。
トランペッターとしてのニコラス・ペイトンは
デビュー当時から、その音色
リズムセンスなど、どれをとっても素晴らしく、
彼のアルバムはこれまで欠かさず聴いてきた。
では、彼のピアノはどうなのか。
一言で言うと、私と同世代的な好みを体現していて
とにかく、ツボを心得ているのです。
ローズの音づかいや
少し、古き70年代を感じさせる
ノスタルジックなフレージングなど
ニヤーっと笑ってしまうのです。
今回も、取り立てて
真新しさや、革新的なアプローチは感じられないが
やはりクール&グルービーな音づかいに
いつも痺れてしまうのである。
ペイトンの懐かしい曲「Let It Ride」など
泣いてしまいそう!
今回のアルバムは
聴きどころである。
(特に最後のボーナストラック「Feed the Fire 」)
凄いプレイをしていますよ!
Nicholas Payton – trumpet, flugelhorn, piano, Fender Rhodes,
Esperanza Spalding – bass and vocals
Karriem Riggins – drums
Nikki Glaspie – vocals on “Ultraviolet”
Ivan Neville – vocals, organ, and Clavinet on #bamisforthechildren
Erica Falls – vocals on #bamisforthechildren
Otis McDonald – vocals on #bamisforthechildren
1 Unconditional Love
2 Ultraviolet
3 Jazz Is a Four-Letter Word
4 Let It Ride
5 Gold Dust Black Magic
6 #bamisforthechildren
7 Feed the Fire (Bonus Track)
